ひとりごとの部屋

愚痴やなんやら、とりとめなく書き留めています

「四つ葉のクローバー」

四つ話のクローバー

四つ話のクローバー

軽い気持ちで読めそうだと手にして、軽い気持ちで読み始めた。
四つの短いお話が載ってる。

成功の秘訣、幸福、生き方、命。。。。などでしょうか。

よくあるビジネス本や人生の生き方みたいな本を
まるでマンガのようにわかりやすく暖かく、ちょっとふざけた口調で語ってくれる。
これって哲学なのかな?哲学って知らないけれど、こんなことかな?
と思いながら読んでいた。


読みやすく、なるほどねと楽しみながら進み、最後のお話「氷の親子」に。
ここで私は号泣……。もう、そばにいる夫があきれていたけど、涙と嗚咽が止まらない。
この年齢だから、自身の体験や、今回の震災やいろいろと思い浮かべ、重ね合わせてしまう。

「一緒に死ぬまで抱いてやるべきか、少しでも可能性があればひとりぼっちで行かせる方が良いのか?」
誰にもわからない。胸がかきむしられる。幸いにこの物語ではホッとする結末にしてもらえたから
この本は私の思いで深い1冊になった。感謝。
こんな短い物語で、こんなに内容の濃い本に出会えたのは奇跡かも!