「四つ葉のクローバー」
- 作者: 水野敬也
- 出版社/メーカー: 文響社
- 発売日: 2011/04/22
- メディア: 単行本
- 購入: 8人 クリック: 16回
- この商品を含むブログ (19件) を見る
軽い気持ちで読めそうだと手にして、軽い気持ちで読み始めた。
四つの短いお話が載ってる。
成功の秘訣、幸福、生き方、命。。。。などでしょうか。
よくあるビジネス本や人生の生き方みたいな本を
まるでマンガのようにわかりやすく暖かく、ちょっとふざけた口調で語ってくれる。
これって哲学なのかな?哲学って知らないけれど、こんなことかな?
と思いながら読んでいた。
読みやすく、なるほどねと楽しみながら進み、最後のお話「氷の親子」に。
ここで私は号泣……。もう、そばにいる夫があきれていたけど、涙と嗚咽が止まらない。
この年齢だから、自身の体験や、今回の震災やいろいろと思い浮かべ、重ね合わせてしまう。
「一緒に死ぬまで抱いてやるべきか、少しでも可能性があればひとりぼっちで行かせる方が良いのか?」
誰にもわからない。胸がかきむしられる。幸いにこの物語ではホッとする結末にしてもらえたから
この本は私の思いで深い1冊になった。感謝。
こんな短い物語で、こんなに内容の濃い本に出会えたのは奇跡かも!